コストコで10月~11月ごろに売っているChanterelle mushroom(アンズタケ)。
ヨーロッパをはじめとする外国では、秋の味覚としてよく食べられている美味しいきのこなのですが、日本で採れるものはいろいろな理由から流通することがないので、入荷しているのが嬉しくて買ってきました。
調理法としてはバターや牛乳などの乳製品と一緒に調理するのが王道、一番旨味が出て美味しく食べられます。
いつもはシンプルにバター炒めにして食べてしまうのですが、今回は少し凝ったものをと思いアンズタケを贅沢に使った”きのこのタルト”を作ることにしました。
材料
タルト型25cm使用
ーーータルト生地(パートブリゼ生地)
薄力粉…150g
無塩バター…120g (有塩バターでもok)
卵…卵黄1個
牛乳…15g
グラニュー糖…6g
塩…6g (有塩バターを使うときは塩無しで)
ーーーフィリング
牛乳…500ml
チーズ…ひとつかみ (モッツァレラ,パルメザン,溶けるチーズなど何でもok)
きのこMIX…お好みのきのこをたっぷりと
玉ねぎ…1個
ほうれん草…一束 (小さめ)
バター…10g
薄力粉…大さじ2
白胡椒…適量
塩…適量(チーズに塩気があるので入れすぎ注意)
◯下準備
・タルト生地を2時間~一晩は寝かせておく。
・小麦粉をふるっておく。
・ほうれん草を茹でてアク抜きまでしておくと後の工程で楽です。
まず手始めに泡立て器でバターを練って柔らかくしたら、薄力粉を加えてさっくりと混ぜ合わせます。
少し粉っぽいような、ポロポロの状態でも大丈夫。
次に、冷蔵庫から取り出したばかりの卵と牛乳に砂糖と塩を混ぜ合わせたら、バターの方のボウルに入れてさらに混ぜ合わせてひとまとめにします。
生地をまとめて丸く平らにしたら、ラップをして冷蔵庫で最低2時間。理想は一晩、寝かせます。
その間にフィリング作り。
まずはトッピング用のアンズタケの準備から。
手で縦にさいてタルトの表面に軽く散らせるくらいの量を作ったら、フライパンで炒めます。バターが溶けたらきのこを入れて下味を少し付ける程度に塩コショウ、軽く火が通ったらフライパンから取り出して置いておきます。
残った分は他のきのこMIXと一緒に細かく切ってフィリング用に。
次に玉ねぎをみじん切りにしたら、バターを引いたフライパンで炒めるのですが、ここからの作業は焦がさないように弱火~中火でじっくりするのがおすすめ。
玉ねぎを炒めてる間、同時にほうれん草を下茹でしておきます。(先に下準備通りで済ませてある場合は飛ばしてok)ほうれん草を塩を加えたお湯で1分ほど茹でたら、すぐに冷水にさらしてアク抜きのためにしばらく放置。
じっくり炒めて玉ねぎが半透明になってきたら、まんべんなく小麦粉をふりかけてなじませて牛乳を加えて弱火で煮込みます。とろみが付いてひと煮立ちしたらチーズを加えてコショウ少々。
水にさらしておいたほうれん草の水をしっかり切ったら、5cmほどにカットしてフライパンに加えて、最後に味見をしながら塩で味を整えます。(チーズは塩気が強いことがあるので最後に味を整えるのがポイント!)
これでホワイトソースのフィリングは完成です。
ここでもう一度タルト生地のお世話に戻ります。
冷蔵庫から寝かせておいた生地をとり出したら、麺棒で型より一回り大きく伸ばします。
崩れてしまうときはラップに挟んで伸ばすととても扱いやすくて◎
型の方にはバターをまんべんなく塗ってはがしやすく。
生地を型に置いてしっかりと形成したら全体にピケ、タルトストーンを置いていよいよ焼き上げます。
焼き時間は180度に余熱したオーブンで20~30分。
最後10分は焼色を見ながら取り出すタイミングを調整します。
焼き上がったタルト台に作っておいたフィリングを流し入れた後、残しておいたトッピング用のきのこを上に散らしてお好みでハーブもぜひ。
最後に200℃に予熱したオーブンで10分焼いたら完成です。
温かいうちはホワイトソースがとろけて流れてしまうので、冷ましてから切り分けて食べるのがおすすめ。
季節のタルト召し上がれ🍽️