クリスマスシーズンにスウェーデンで食べられる伝統的なパン “ルッセカット”。
旧暦の12月13日は日本で言う冬至のような日でスウェーデンでは一年の中で一番夜が長く、この日を境にどんどんと日が長くなっていくそうです。
そんな日に食べられる特別なパンは、太陽をイメージした変わった形に明るい黄色で見た目にも元気になれそう。太陽が少なくなる冬に春を待ちわびる気持ちは同じ雪国として一緒だな、と思い冬の焼き菓子週間中のこのタイミングで作ってみることにしました☀
ルッセカット
材料
強力粉…200g
薄力粉…200g
イースト…6g
有塩バター…50g
砂糖…100g
牛乳…170ml
水気を切ったヨーグルト…80g
サフラン…0.3g
ホワイトラム…大さじ1
卵…1個
レーズン…適量
●下準備&ワンポイント
・前日にホワイトラムにサフランを漬けて色を出しておく
・中力粉があれば中力粉400gでもok
牛乳をレンジの飲み物温めモードで加温してバター、砂糖、ホワイトラムに漬けておいたサフランを加えます。全部の材料が溶けたら、続いてヨーグルトとイーストを加えて混ぜ合わせて粉類と一緒にホームベーカリーのパン生地モードで混ぜ合わせちゃいます。
手ごねの場合は弾力とまとまりが出るまでこねるのですが、少し水分が多めの生地なのでべたべたと手についてこねづらいのでグルテンが出てくるまでは少し辛抱。どうしてもやり辛かったら少しずつ手に粉をつけながらまとめるとやりやすくなります。
ホームベーカリーでこねが終わったら発酵が始まる前に取り出して、ボウルの中で1次発酵を開始します。乾燥しないように布巾をかぶせて生地が2倍になるまで少し休憩。
つやつやふっくら、発酵完了。
軽くパンチをしたら生地を12等分に分けて形成をします。
分けた生地をちょっと長すぎるかな?と思うくらい細長く伸ばしたら、互い違いにぐるぐると巻いたらルッセカット定番の形が完成。
飾りにレーズンを置いたら濡れ布巾をかけてもう一度2倍になるまで発酵タイム。
最後の発酵が終わったら溶き卵を塗って、230度に予熱したオーブンで約20分焼きます。
黄金色のパンの完成!
サフランが香る甘く優しいふわふわパンでとってもおやつ向け。
明るい黄色がなんだか元気になれる気がしました。昼が長くなるまでもう少し、普通のパンに飽きたら冬の変わり種として作ってみるのもいいかも☀